株式投資における複利の利用方法【投資三原則】

こんにちは。副業サラリーマン兼投資家のたらしです。

あなたは複利と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか？

人生を豊かにする上で、お金の面でも自己成長の面でも複利と言うものを味方につける事は必須になります。

「複利って聞いたことあるけど、実際に何のことかわからない。」と思った方が今回の記事を読めば、複利とは何か？そして複利を上手に利用する方法を理解することができます。

単利と複利の違い

単利と複利の違いは、利息や配当が加算されるタイミングです。

単利は、元本に対して一定期間ごとに一定の利率が加算される仕組みです。

例えば、100万円を1年間5%の年利で預けた場合、1年後には元本に5%の利息が加算された105万円が手に入ります。しかし、その後も元本が変わらないため、2年目も同じ5%の利息が加算されても105万円しか手に入りません。

つまり、利息の額は一定であり、元本が変わらない限り利益も変わりません。

一方、複利は、元本に対して利息や配当が加算された金額に対して、さらにその利息や配当が加算される仕組みです。

つまり、利益が加算されるたびに元本が増え、利息や配当の額も増えていくことになります。

例えば、100万円を1年5%の年利で預けた場合、1年後には元本に5%の利息が加算された105万円が手に入ります。その後も元本が増えた105万円が基準になるため、2年目には5%の利息が加算された105万2千5百円が手に入ります。

つまり、複利は、時間が経過するごとに利益が増えていくため、長期的に資産を増やすことに非常に効果的です。

答えは、432万9,420円です。これは、100万円を証券口座に入れてS&P500などの投資信託（平均リターン５％以上）を購入し30年間持っておくだけで達成できるレベルです。（※過去の実績なので、これからの未来が確実に同じ成果になるかは分かりません。）

複利の効果により、元本の4倍以上の金額に増えることがわかります。

このように、複利の効果は時間とともに指数関数的に増加するため、投資の長期運用において非常に有利な要素となります。

つまり年齢が若い時から、株式運用をすることで時間というメリットを最大に生かすことができるわけです。

確かに自分自身を振り返ると20代の頃には株式に投資するお金などなかったように感じます。

しかしながら、毎週本を買ったり、起業してみたりと自分への投資は怠りませんでした。

結果的に30代になってその経験は複利の力で大きくなっています。収入はもちろんですが、考え方や知識経験の幅は大きく成長しました。

これから株式投資を始めようとしている人にまず重要な投資三原則をお伝えします。

『長期運用』『分散投資』『定期積立』

以上の通りです。

この三原則の1つである長期運用こそが、まさに複利の力です。

下記は、毎月5万円積みたてて年率５％で30年間運用した場合の資産の増え方を表しています。

30年後の結果をみると、元本1800万円に対して利息が2361万円となっています。これが複利の凄さです。

世界的に有名な投資家ウォーレンバフェットの総資産の99％も実は50代以降と言われています。理由は右肩上がりの株を長期間保有したことで複利の力が働き大幅に資産が増えたからです。

株式投資において複利を知っておくことで、大切な『長期運用』が可能になります。投資初心者がよくやりがちなのが、なんとなく投資して一時的に株価が下がり売ってしまい株式市場から退場してしまいます。

そのような投資方法では間違いなく勝てません。しっかりと複利を理解し、長期保有こそが初心者が株式で資産を増やすことが可能になる方法です。

ぜひ今回の複利の内容を理解してこれからの投資に活かしてくださいね。